高崎市議会 > 1998-03-23 >
平成10年  3月 予算特別委員会−03月23日-06号
平成10年  3月 定例会(第1回)−03月23日-07号

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  1. 高崎市議会 1998-03-23
    平成10年  3月 定例会(第1回)−03月23日-07号


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    最終取得日: 2023-04-16
    平成10年  3月 定例会(第1回)−03月23日-07号平成10年 3月 定例会(第1回)   平成10年第1回高崎市議会定例会会議録(第7日) ───────────────────────────────────────                         平成10年3月23日(月曜日) ───────────────────────────────────────                議事日程(第7号)                        平成10年3月23日午後1時開議 第1  議案第19号 高崎市功労者表彰条例の一部改正について     議案第20号 高崎市隣保館使用条例の一部改正について     議案第21号 高崎市職員定数条例の一部改正について     議案第22号 高崎市非常勤の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について     議案第23号 高崎ヘリポートの設置及び管理に関する条例の一部改正について     議案第24号 高崎市庁舎建設基金条例の廃止について     議案第25号 高崎市美術館美術作品等取得基金条例の制定について     議案第26号 高崎市国民健康保険税条例の一部改正について     議案第27号 高崎市市役所構内駐車場使用料条例の廃止について     議案第28号 高崎市立高等学校授業料等徴収条例の一部改正について     議案第29号 高崎市立幼稚園保育料等徴収条例の一部改正について     議案第30号 高崎市体育施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について
        議案第31号 高崎青年センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について     議案第32号 高崎経済大学授業料等徴収条例の一部改正について     議案第33号 高崎市福祉医療費助成条例の一部改正について     議案第34号 高崎市保育所入所措置条例等の一部改正について     議案第35号 高崎市長寿センター条例の一部改正について     議案第36号 高崎市デイサービスセンター条例の一部改正について     議案第37号 高崎市敬老祝金支給条例の全部改正について     議案第38号 高崎市心身障害者デイサービスセンター条例の制定について     議案第39号 勤労身体障害者体育施設設置及び管理に関する条例の一部改正について     議案第40号 高崎市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について     議案第41号 高崎市斎場条例の一部改正について     議案第42号 高崎市勤労青少年ホーム条例の一部改正について     議案第43号 高崎市地区計画等区域内建築物の制限に関する条例の一部改正について     議案第44号 高崎市駐車場設置、管理及び使用条例の一部改正について     議案第45号 高崎市染料植物園条例の一部改正について     議案第46号 高崎市給水条例及び高崎市下水道条例の一部改正について     議案第47号 平成10年度高崎市一般会計予算     議案第48号 平成10年度高崎市国民健康保険事業特別会計予算     議案第49号 平成10年度高崎市老人保健特別会計予算     議案第50号 平成10年度高崎市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算     議案第51号 平成10年度高崎市家畜市場事業特別会計予算     議案第52号 平成10年度高崎市農業集落排水事業特別会計予算     議案第53号 平成10年度高崎市駐車場事業特別会計予算     議案第54号 平成10年度高崎市土地取得事業特別会計予算     議案第55号 平成10年度高崎市水道事業会計予算     議案第56号 平成10年度高崎市公共下水道事業会計予算 第2  議案第57号 高崎市文化振興基金条例の一部改正について 第3  議案第58号 平成9年度高崎市一般会計補正予算(第8号)     議案第59号 平成9年度高崎市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)     議案第60号 平成9年度高崎市老人保健特別会計補正予算(第1号) 第4  議案第61号 平成9年度高崎市公共下水道事業会計補正予算(第4号) 第5  請願6号 毛無し地域公園緑地化について 第6  請願11号 学童保育の施策充実について 第7  請願文書表(第1号) 第8  意見書案第1号 じん肺り患者の救済とトンネルじん肺根絶を求める意見書     意見書案第2号 難病対策を充実し、公費負担の維持に関する意見書 第9  委員会の閉会中の継続審査について 第10 委員会の閉会中の継続調査について ─────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件  議事日程に同じ ─────────────────────────────────────── 出席議員(37名)       1番   竹本 誠君      2番   横尾富安君       3番   中島 篤君      4番   柴田和正君       5番   富沢徳好君      6番   大山 孝君       7番   深町勝敏君      8番   北村久瑩君       9番   木暮孝夫君     10番   植原大二郎君      11番   深堀忠雄君     12番   酒井悦夫君      14番   齊藤正毅君     15番   二口昌弘君      16番   田中治男君     17番   秋山実夫君      18番   井草嘉嶽君     19番   渡辺元一君      20番   渡辺 昌君     21番   吉井照雄君      22番   高橋 勇君     23番   小野里 博君      24番   根岸富貴子君    25番   桜井敬吉君      26番   福島秀人君     27番   榑松正義君      28番   友松敬三君     29番   長井保雄君      30番   小林伝八君     31番   浅貝正雄君      32番   清水一郎君     33番   清水文男君      34番   藤巻正一君     35番   井草一男君      36番   水野謙吉君     37番   土屋利一君      38番   吉田伊三美君 ─────────────────────────────────────── 欠席議員(なし) ─────────────────────────────────────── 説明のため出席した者      市長      松浦幸雄君     第一助役    中村六郎君      第二助役    坂 真哉君     収入役     堤  宏君      市長公室長   松橋 亮君     財務部長    梅山龍男君                        保健福祉      市民部長    渡邉勝由君             中島英明君                        部長      環境部長    清塚方義君     商工部長    福田秀夫君      農政部長    武居政道君     建設部長    稲垣幸夫君      都市計画              村岡正利君     開発部長    大橋榮次君      部長      経済大学              上下水道              木暮 功君             角貝正男君      事務局長              事業管理者      水道局長    井田忠芳君     下水道局長   清水博之君      教育長     砂田威夫君     管理部長    須藤若葉君      生涯学               代表              青木健二君             倉林 要君      部長                監査委員                        選挙管理      監査委員              須賀邦夫君     委員会     相川悦夫君      事務局長                        事務局長      消防長     片山義晴君 ─────────────────────────────────────── 事務局職員出席者                        副局長兼      局長      佐藤正二              本多武久                        庶務課長                        議事課長      議事課長    吉田健一      補佐兼     梅山 晃                        議事係長      議事課長
         補佐兼     吉岡 昇      専門員     加藤定男      調査係長      専門員     石村和多留     主任主事    大河原博幸 ─────────────────────────────────────── △開議  午後1時06分開議 ○議長(根岸富貴子君) これより本日の会議を開きます。  本日の会議は、議席に配付いたしました議事日程(第7号)に基づき議事を進めます。 ─────────────────────────────────────── △日程第1 議案第19号 高崎市功労者表彰条例の一部改正について △ 議案第20号 高崎市隣保館使用条例の一部改正について △ 議案第21号 高崎市職員定数条例の一部改正について △ 議案第22号 高崎市非常勤の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について △ 議案第23号 高崎ヘリポートの設置及び管理に関する条例の一部改正について △ 議案第24号 高崎市庁舎建設基金条例の廃止について △ 議案第25号 高崎市美術館美術作品等取得基金条例の制定について △ 議案第26号 高崎市国民健康保険税条例の一部改正について △ 議案第27号 高崎市市役所構内駐車場使用料条例の廃止について △ 議案第28号 高崎市立高等学校授業料等徴収条例の一部改正について △ 議案第29号 高崎市立幼稚園保育料等徴収条例の一部改正について △ 議案第30号 高崎市体育施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について △ 議案第31号 高崎青年センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について △ 議案第32号 高崎経済大学授業料等徴収条例の一部改正について △ 議案第33号 高崎市福祉医療費助成条例の一部改正について △ 議案第34号 高崎市保育所入所措置条例等の一部改正について △ 議案第35号 高崎市長寿センター条例の一部改正について △ 議案第36号 高崎市デイサービスセンター条例の一部改正について △ 議案第37号 高崎市敬老祝金支給条例の全部改正について △ 議案第38号 高崎市心身障害者デイサービスセンター条例の制定について △ 議案第39号 勤労身体障害者体育施設設置及び管理に関する条例の一部改正について △ 議案第40号 高崎市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について △ 議案第41号 高崎市斎場条例の一部改正について △ 議案第42号 高崎市勤労青少年ホーム条例の一部改正について △ 議案第43号 高崎市地区計画等区域内建築物の制限に関する条例の一部改正について △ 議案第44号 高崎市駐車場設置、管理及び使用条例の一部改正について △ 議案第45号 高崎市染料植物園条例の一部改正について △ 議案第46号 高崎市給水条例及び高崎市下水道条例の一部改正について △ 議案第47号 平成10年度高崎市一般会計予算 △ 議案第48号 平成10年度高崎市国民健康保険事業特別会計予算 △ 議案第49号 平成10年度高崎市老人保健特別会計予算 △ 議案第50号 平成10年度高崎市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算 △ 議案第51号 平成10年度高崎市家畜市場事業特別会計予算 △ 議案第52号 平成10年度高崎市農業集落排水事業特別会計予算 △ 議案第53号 平成10年度高崎市駐車場事業特別会計予算 △ 議案第54号 平成10年度高崎市土地取得事業特別会計予算 △ 議案第55号 平成10年度高崎市水道事業会計予算 △ 議案第56号 平成10年度高崎市公共下水道事業会計予算 ○議長(根岸富貴子君) 日程第1、議案第19号 高崎市功労者表彰条例の一部改正についてないし議案第56号 平成10年度高崎市公共下水道事業会計予算、以上38議案を一括して議題といたします。  本案は去る3月11日、予算特別委員会に付託し、審査中のところ、このほど審査を終了し、委員会から審査報告書が提出されましたので、予算特別委員長の報告を求めます。 ───────────────────────────────────────                                平成10年3月23日  高崎市議会議長  根岸富貴子様                      予算特別委員長  福島秀人    予算特別委員会審査報告書  本委員会は、平成10年3月11日付託された下記議案を審査の結果、原案を可決すべきものと決したので、会議規則第102条の規定により報告します。               記 議案第19号 高崎市功労者表彰条例の一部改正について 議案第20号 高崎市隣保館使用条例の一部改正について 議案第21号 高崎市職員定数条例の一部改正について 議案第22号 高崎市非常勤の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について 議案第23号 高崎ヘリポートの設置及び管理に関する条例の一部改正について 議案第24号 高崎市庁舎建設基金条例の廃止について 議案第25号 高崎市美術館美術作品等取得基金条例の制定について 議案第26号 高崎市国民健康保険税条例の一部改正について 議案第27号 高崎市市役所構内駐車場使用料条例の廃止について 議案第28号 高崎市立高等学校授業料等徴収条例の一部改正について 議案第29号 高崎市立幼稚園保育料等徴収条例の一部改正について 議案第30号 高崎市体育施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について 議案第31号 高崎青年センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について 議案第32号 高崎経済大学授業料等徴収条例の一部改正について 議案第33号 高崎市福祉医療費助成条例の一部改正について 議案第34号 高崎市保育所入所措置条例等の一部改正について 議案第35号 高崎市長寿センター条例の一部改正について 議案第36号 高崎市デイサービスセンター条例の一部改正について 議案第37号 高崎市敬老祝金支給条例の全部改正について 議案第38号 高崎市心身障害者デイサービスセンター条例の制定について 議案第39号 勤労身体障害者体育施設設置及び管理に関する条例の一部改正について 議案第40号 高崎市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について 議案第41号 高崎市斎場条例の一部改正について 議案第42号 高崎市勤労青少年ホーム条例の一部改正について 議案第43号 高崎市地区計画等区域内建築物の制限に関する条例の一部改正について 議案第44号 高崎市駐車場設置、管理及び使用条例の一部改正について 議案第45号 高崎市染料植物園条例の一部改正について 議案第46号 高崎市給水条例及び高崎市下水道条例の一部改正について 議案第47号 平成10年度高崎市一般会計予算 議案第48号 平成10年度高崎市国民健康保険事業特別会計予算 議案第49号 平成10年度高崎市老人保健特別会計予算 議案第50号 平成10年度高崎市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算 議案第51号 平成10年度高崎市家畜市場事業特別会計予算 議案第52号 平成10年度高崎市農業集落排水事業特別会計予算 議案第53号 平成10年度高崎市駐車場事業特別会計予算 議案第54号 平成10年度高崎市土地取得事業特別会計予算 議案第55号 平成10年度高崎市水道事業会計予算 議案第56号 平成10年度高崎市公共下水道事業会計予算 ───────────────────────────────────────      (26番 福島秀人君登壇) ◎26番(福島秀人君) ただいま議題となりました議案第19号 高崎市功労者表彰条例の一部改正についてないし議案第56号 平成10年度高崎市公共下水道事業会計予算、以上38件につきまして、本委員会で行った審査の概要について御報告申し上げます。  本件は、去る11日の本会議において、議員全員をもって構成する予算特別委員会が設置され、審査を付託されたものであります。  まず初めに、今回の議案審査に取り組まれた委員各位の御熱意に対し敬意を表するとともに、円滑な委員会運営に御協力をいただきましたことに、深く感謝申し上げます。  それでは、本委員会の経過から申し上げます。
     委員会第1日は、去る11日の本会議終了後、委員会を開き、正・副委員長の互選を行い、委員長に不肖私が、副委員長に富沢徳好君が選任されました。  次に委員会は、16日、17日、18日及び19日の4日間議場において、市長を初め執行部の関係各部課長の出席を求め慎重に審査を行った次第であります。  次に、審査の経過について申し上げます。  第2日の16日は、午前10時から一般会計の歳入から審査に入り、委員各位から活発な質疑がなされ、歳出の2款1項3目の文書広報費まで行いました。  17日は、前日に引き続き、歳出の2款1項4目の自治振興費から審査に入り、3款1項社会福祉費まで行いました。  18日は、歳出の3款民生費から審査に入り、8款2項道路橋りょう費まで行いました。  19日は、8款3項の都市計画費から審査に入り、各特別会計水道事業会計及び公共下水道事業会計まで行った後、条例等の事件議案を慎重に審査し、すべてを終了いたしました。  次に、審査の対象となりました平成10年度予算の概要を申し上げます。  一般会計当初予算は、931億9,030万円となり、前年度当初予算額に比較して156億8,420万円、率にして14.4%の減となりましたが、前年度に173億円余りを計上していた庁舎建設事業費が、移転や備品整備費などの一部を残して完了したためで、庁舎建設事業関係の予算を除く伸び率は1.5%であります。  行財政改革と地方分権という流れの中で事業の重要性と緊急性を精査し、最少の経費で最大の効果が上がるように、限られた財源を市民福祉の向上や市民サービスの推進に重点的に配分した予算となりました。  国民健康保険事業ほか6特別会計の合計では335億8,274万8,000円、前年度当初予算額に比較して1.9%の増、水道事業公共下水道事業の両企業会計では252億8,961万7,000円、前年度当初予算額に比較して2.9%の増、以上、一般会計特別会計及び企業会計を合わせた予算総額は1,520億6,266万5,000円で、前年度当初予算額に比較して8.6%の減であります。  我が国の経済は、昨年秋に表面化した大手証券会社、銀行の経営破綻で、景気の先行きの不安を一層高めた個人消費の落ち込み、そして銀行の貸し渋りなどで、景気の現状は「足踏み状態」から後退し、「停滞」の局面にあるという認識が大勢を占めるようになり、先行きの不透明感が拡大しておる現状であります。雇用情勢の改善は依然として進まず、生産拠点の海外移転といった構造調整が続くなど、さまざまな要因が重なった複合不況の状況にあり、一日も早い本格的な景気の回復が期待されておる現状であります。  そして、地方自治体を取り巻く経済環境は、長引く景気の低迷に伴う税収の落ち込みなどで厳しい状況にあります。  その中で、住民自治の実現を図りながら、豊かさを実感できる安全なまちづくりを進めていくことが、「交流拠点都市たかさき」建設へ向けての第一歩であります。そのためにも、本年度は、財政構造改革が叫ばれる中で、限られた財源を市民福祉の向上や、総合計画推進のための施策に重点的に配分する等、堅実な予算と思われます。  これらを遂行していくためにも、自己責任を明確にし、徹底した効率化、合理化、省力化による行財政改革をさらに推進して、共生と調和のとれた新しい都市の創造を目指していくべきであります。  なお、本委員会に付託された議案の内容等につきましては、10日及び11日の両日、本会議において、市長から施政方針及び関係各部長から細部にわたり説明を受けておりますので、この際省略をさせていただきます。  また、審査経過のうち、質疑・答弁の内容につきましても、本委員会が議員全員により構成された委員会でありますので、この際省略させていただきます。  次に、本日午前10時から委員会を開き、平成10年度関係議案の議案第19号 高崎市功労者表彰条例の一部改正について、ないし議案第56号 平成10年度高崎市公共下水道事業会計予算、以上38件の採決を行った次第であります。  その結果について申し上げます。  議案第19号、議案第22号、議案第24号、議案第25号、議案第26号、議案第27号、議案第33号、議案第35号、議案第36号、議案第38号、議案第43号、議案第46号、議案第49号、議案第50号及び議案第54号、以上15議案については全会一致をもって原案を可決すべきものと決しました。次に、議案第20号、議案第21号、議案第23号、議案第28号、議案第29号、議案第30号、議案第31号、議案第32号、議案第34号、議案第37号、議案第39号、議案第40号、議案第41号、議案第42号、議案第44号、議案第45号、議案第47号、議案第48号、議案第51号、議案第52号、議案第53号、議案第55号及び議案第56号、以上23議案については、いずれも賛成多数をもって原案を可決すべきものと決しました。  以上が本委員会における審査経過の概要と結果であります。  平成10年度予算執行に当たりましては、長引く景気の低迷により、雇用情勢の厳しさや金融機関の経営悪化等の影響を受け、市の財政運営は厳しい状況が見込まれますが、健全財政を堅持していくことは行政運営の基本であります。  行財政運営に当たっては、目まぐるしく変化する時代の中で、新しい時代の新しい市民ニーズや行政課題への的確な取り組み、事務事業の合理化や、さらには市の発展と福祉の向上が求められております。こうした情勢に対応していく上でも、常に新しい発想と心構えを持って、今後とも財政の健全性を確保して、委員から出された要望等十分考慮し、実りある予算となるよう熟考を加え執行するよう苦言しておきます。  また、平成6年度から進めてきた新市庁舎がいよいよ完成し、5月6日から新庁舎での業務が始まります。新庁舎は、市民課や福祉関係税務関係等の窓口が集中化され、便利になりますし、市民情報センターにおいて各種の行政情報などの案内システムが行われるなど、市民の皆様へより一層のサービス向上が図られるものと期待をしております。  新庁舎は、市民の交流の場として気軽に利用できるものでなければなりませんし、中心市街地の活性化の拠点としても活用され、本市が21世紀へ飛躍する基地となる、このように期待する次第であります。  そして、「交流拠点都市たかさき」の建設をテーマとして、平成3年度にスタートした第3次総合計画は残り3年となり、いよいよ仕上げの段階を迎えております。これまでの成果を踏まえた上で、事業の取捨選択と優先順位の決定を行い、目標に向けて事業の推進する年であります。  さらに、我が国の人口の高齢化や出生率の低下に伴う少子化傾向は、急速な勢いで進み、21世紀の初めには超高齢化社会になると予測され、そのために社会参加の促進、雇用や生きがいの確保、さらにはさまざまな福祉のサービスなどが大きな課題になっております。  これからも、21世紀を見据えて、市民一人一人が安心して暮らせ、将来に夢や希望を持つことができるまちづくりのために全力を傾注し、多様化する事務事業の合理化と節約、効率的な事務執行に取り組まれ、きめ細かな住民福祉や市民サービスの向上を目指し、市政に当たられることを強く要望をいたします。  最後に、本予算特別委員会の運営に特段の御尽力をいただきました富沢徳好副委員長の御苦労を多とし、また常に市民サイドで議論し、言論の府にふさわしい質疑の論戦を展開された委員各位に重ねて敬意をあらわし、委員長報告といたします。 ○議長(根岸富貴子君) 予算特別委員長の報告は終わりました。  これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対し、御質疑はありませんか。  質疑を終結いたします。  これより議案第19号ないし議案第56号、以上38議案を一括して討論に入ります。      (2番 横尾富安君登壇) ◆2番(横尾富安君) 日本共産党議員団を代表して、ただいま一括議題となっています議案第19号 高崎市功労者表彰条例の一部改正について、ないし議案第56号 平成10年度高崎市公共下水道事業会計予算の38議案のうち、一般会計予算議案など23議案についての反対討論を行います。  まず第1に、国の地方財政対策、地方財政計画とのかかわりの問題であります。  バブル経済崩壊後、景気の低迷が長く続き、特に昨年4月からの消費税税率引き上げ、特別減税の打ち切り、9月からの医療保険制度の改悪に伴う負担増、合計9兆円の重みは、国民の間に今後の生活不安を広げ、個人消費が大きく落ち込み、景気をさらに悪化させています。さらに政府は、財政構造改革法によって社会保障費を大幅に削減し、医療や年金制度の再改悪を進めようとしています。こうしたもとでの来年度地方財政計画では、歳出抑制にもかかわらず5年連続して4兆6,462億円の通常収支財源不足であり、特別減税分との合計で5兆4,000億円の財源不足となる中、地方交付税措置はわずかにとどまり、またも建設地方債や赤字地方債の増発によって賄うこと、さらに国庫支出金の一般財源化を拡大することが特徴になっています。  こうした政府の財政計画に基本的に追従するもとで、本市の予算編成では、減税補てん債を8億3,700万円歳入で計上するなど、新市庁舎建設が終わり、借金も前年度比50%になったものの、歳入全体の6.6%見込みとなる依存状況は、借金財政の悪循環を転換させてはいません。また、前年度比マイナス14.4%の歳入歳出総額931億9,030万円という中、税収の伸びが鈍化している状況下で、公債費支出が88億5,749万円、全体の9.5%と、財政運営の硬直的悪化が進んでいます。さらに、財政運営の見通しのもとで平成10年度末の地方債、借金現在高は6億7,546万円ふえて786億7,842万円と見込まれ、年間の市税収入の1.79倍、標準財政規模の1.62倍、市民1人当たり約32万7,800円という水準になろうとしています。普通会計ベースでの元利償還費の将来予測では、公債費比率13.7%、地方債許可制限比率12.2%と、それぞれ悪化しています。元金利子の返済と後年度支出となる債務負担行為支出予定額92億6,930万円とあわせて考えれば、今後の財政運営を圧迫させるばかりか、実力に沿わない不正常な状態を拡大させていると言わなければなりません。  このようなときこそ政府の公共投資計画に沿ったものとしての大型プロジェクト、開発計画は、借金づけの構造性とこのような経済状態の両面から、住民の安全、福祉、暮らしの向上を図り、財政の自主性、健全性を維持、確保する上でも、基本的見直しが必要と考えられます。また、これまでたびたび指摘していますが、超低金利が長く続く中で、高い金利の借入金の金利を借り入れ先と交渉して軽減すべきこともつけ加えておきます。  第2に、使用料、手数料への5%消費税転嫁と料金などの値上げの点であります。 今、多くの自治体で利用料、使用料の据え置き、消費税増税分を使用料、手数料に転嫁しない努力がされています。本市予算は消費税5%をそのまま転嫁するもので、市民の負担増になり、容認できません。また、今議題となっている予算、議案の中には、毎年値上げとなる保育料を初め、大学、高校の授業料の値上げなど13種類の使用料や手数料値上げが予定されています。とりわけ保育は、少子、高齢化が進み日本の将来が心配されている中、安心して産み育てられる環境づくりに逆行するものです。教育に係る値上げは、だれもが教育を受けることができる機会均等の原則に反するもので、賛成できません。その点で議案第34号の保育所措置条例改定についても、国と自治体の公的責任を取り除くことにつながるもので、ともに賛成できません。したがって、議案第20号、議案第23号、議案第28号、議案第29号、議案第30号、議案第31号、議案第32号、議案第34号、議案第39号、議案第41号、議案第42号、議案第44号、議案第45号の各条例改正に反対するものです。  第3に、医療、福祉、高齢者対策に関連する問題です。新年度において、私たちが粘り強く求めてきた乳幼児の医療無料を、前年に続き1歳引き上げ5歳未満児まで無料化を拡大。入院については就学前まで無料化したこと、高齢者対策では、介護慰労報償金の増額、6カ月以上1年未満についても支給対象にすること。ねたきり老人入浴介護については、夏季に限ってではありますが、2カ月間、月3回を4回にするなど、施策を前進させたことは評価できます。さらなる充実拡大が望まれます。また、68歳、69歳の高齢者医療助成制度、小・中学校等の自校方式による給食の継続も、市民の願いにこたえたもので、今後も充実して継続することが望まれます。新年度スタートとなるハンディキャップケアセンター(仮称)運営も、障害者本人や家族の願いにこたえられる内容で運営されることを期待するものです。  しかしながら、障害者サービス、高齢者サービス、介護が次々民間委託され、営利追求の場に移され、今後も拡大されようとしています。行政が直接責任を持ち、きめ細かい行政、公共サービスを展開、強化すべきですが、市の施策はこれに逆行していることを指摘しなければなりません。特別養護老人ホームの入所待ちが170人を超え、入所まで8カ月以上待たなければならない現状を解消し、待機せずに入所できるようにするなど、在宅・施設の介護サービスの問題点を洗い出し、ゴールドプランの見直しを介護保険待ちにならないよう早急にすべきです。  介護保険についても一言申し述べたいと思います。新年度予算に介護サービス体制準備事業費として238万7,000円、介護保険事業計画策定準備事業費として771万8,000円が計上されています。介護保険が国の法律どおり施行されれば、生活保護受給者以外の人はすべて保険料納入義務があり、介護を受ければ1割の利用料を取られます。介護保険料を払っていても、介護利用料を払う能力がなければ介護は受けられません。現在、ホームヘルプサービスを受けている人の85.3%が低所得のため無料ですし、特別養護老人ホーム入所者の半数以上、特に低所得の人の70%が2倍以上の負担増になります。まさに保険あって介護なしの状況になります。地方自治体が努力し積み上げてきた福祉施策を後退させることは許されません。策定に当たっては、保険料の軽減、利用料の減免など、現在の到達点を堅持し、さらなる充実拡大すべきことを指摘しておきます。  高齢者対策で見過ごすことのできないのは、敬老祝金のカットの問題です。ともに長寿を喜び合う一環として市は長寿の方に毎年祝い金を支給してきましたが、これを5年刻みの支給にするというものです。現在の支給対象者は、私の親もそうなのですけれども、ちょうどあの悲惨な戦争のさなかに子供や親を抱え、苦労に苦労を重ねてきた人々です。市からいただくお祝い金だと心待ちにし、楽しみにしているお年寄りから取り上げてしまうことは、市が制定したいきいき長寿社会憲章にも反することで、議案第37号には賛成できません。  第4に、定員管理の問題、同和対策、議会関係経費の縮減などであります。  一昨年3月に3カ年計画で行政改革大綱を定め、この間、実施計画に基づき推進を図ってきています。その計画に沿って今回組織定員管理、すなわち定数削減を行おうとするものです。定員管理については、市長答弁で条例上の職員定数と実人員数との乖離を縮小し、一層の適正を期するとしています。しかし、それが職員の定率削減、民間委託を前提にしていることは重大であります。市民へのさらにきめ細かい行政サービスの提供、地方分権推進による業務量拡大など、職員の業務量はふえつつあります。人員削減によってますます恒常的な残業の拡大、休暇取得の減少につながり、精神的、肉体的疲労による職員の健康問題がさらに深刻になりかねません。また、委託化については、営利追求による市民サービス低下が懸念されます。その点で議案第21号については賛成できません。  次に、同和対策事業についてであります。この点については、私もこれまで繰り返し指摘をしてきました。地対財特法が平成8年度末で終了しましたが、幾つかの事業が引き続き残されています。しかも重要なことは、その内容が依然として特権的施策、逆差別につながる不公正なものです。固定資産税の特権的減免が平成9年度から16万円限度から1万円減額になったとはいえ、大勢の動きになっていません。ほかの市町村では全廃を決めたり、大幅に少なくするなどの措置がとられているところもあります。部落解放同盟高崎支部への長期にわたる破格の補助金の見直しを含め、早期にすべての施策を一般施策に移行し、見直しを図るべきであり、この予算の組み方にも賛成できません。  また、議会関係経費の削減も重要です。この点についても、市民から批判と注目が寄せられているとともに、厳しい経済環境の中、経費節減が求められています。幾つかの具体的な点を指摘しておきます。  まず、ほかの自治体でも中止が相次いでいる議員の海外視察ですが、この間自粛されてきている傾向はありますが、この際きっぱり中止すべきと考えます。また、議員へのタクシー券交付、昼食の支給はやめるべきです。市政調査研究費についてはその使途をガラス張りにするとともに、適切な運用を図るよう改善すべきです。  次に、国民健康保険事業特別会計について述べます。平成9年度から税率改定が行われ、保険税全体で引き上げになり、さらに平準化の名のもとに応益割が大幅に引き上げられました。今までの応能割83%、応益割17%から、それぞれ77対23になり、これにより低所得者層、高齢者に重い負担となりました。これをさらに今後近い将来、応能割、応益割をそれぞれ65対35にするため、今後2回の改定を予定しています。現在、6割、4割の減額世帯が被保険者世帯の25%を超えていることから見ても、これ以上の応益割負担増は払いたくも払えない状況を加速し、ますます滞納世帯をふやすことになります。  さらに、冒頭に触れたように昨年9月からの医療保険制度の改悪で患者負担が大幅にふえましたが、市はこの負担増をそのまま受け入れ、市民に転嫁しています。数字の上でも明らかになっていますが、病気になっても医者にかかれない、また負担を軽減するため必要な薬を断る、医者に行く回数を減らすなどの傾向が進んでいます。ほかの自治体で入院時の食事代の補助など、患者負担軽減の施策が行われたり検討されていますが、市もこれらに努力すべきことを指摘しておきます。  これに加え新年度予算では、保険税滞納世帯を割り出し、被保険者証を取り上げるためのシステム開発費を計上しています。悪質滞納者に限りと言っていますが、厚生省の指導、介護保険法の内容、これは保険制度同士の連動などですが、これを見たとき、短期保険証の発行などを始めれば次々範囲が拡大されることは明らかであります。もともと国民健康保険事業は憲法、地方自治法に基づき国民福祉の立場から国民皆保険制度として発足しました。他の医療保険と違って低所得者、不安定収入世帯、年金生活など、税の負担能力が低い層の加入者が多い保険で、保険会計の安定のためには、国、地方自治体の特別の援助が必要な事業です。しかし、現状は平成8年度決算で1人当たりの国保税額は7万5,030円、保険税の負担が暮らしを圧迫する水準の額になっています。こうした現状を見るとき、平成8年度決算で10億5,500万円という積み立て基金がありますけれども、これを使って保険税の引き下げを実施すべきであります。  次に、議案第51号ないし議案第53号は、いずれも使用料に対する消費税転嫁による市民負担増のため賛成できません。議案第55号ないし議案第56号についても、使用料への消費税転嫁による市民負担増になるため賛成できません。  以上、反対の要旨を述べました。したがって、日本共産党市議団は以上の理由により38議案のうち23議案、つまり議案第20号、議案第21号、議案第23号、議案第28号ないし議案第32号、議案第34号、議案第37号、議案第39号ないし議案第42号、議案第44号、議案第45号、議案第47号、議案第48号、議案第51号ないし議案第53号、議案第55号ないし議案第56号に対し反対するものです。  以上で反対討論を終わります。      (7番 深町勝敏君登壇) ◆7番(深町勝敏君) 7番議員の深町勝敏でございます。高新・市民連合を代表いたしまして、ただいま議題となりました議案第19号 高崎市功労者表彰条例の一部改正についてから、議案第56号 平成10年度高崎市公共下水道事業会計予算までの38議案に対しまして、賛成の討論を行います。  経済企画庁が今月13日に発表した国民所得統計速報によると、1997年10月から12月期の国内総生産GDPは年率0.7%減となり、97年度はあのオイルショック以来23年ぶりのマイナス成長が確実な見通しであります。我が国の景気は、停滞局面から後退局面に入り、経済の先行きがますます不透明感を強める中で、市民の市政に対する期待も一段と大きなものがあります。  そうした中、本市において新市庁舎の建設という大事業を終えた後にもかかわらず、市庁舎建設事業関係の予算を除いて実質1.5%増しを確保したことに、市民福祉の向上に対する市長の強い意思を感じるものであります。  急速な少子、高齢化が進む中で、給付と負担の均衡のとれた社会保障制度を実現することは、国を初め地方自治体にとっても重要な課題であります。昨年12月に成立した介護保険法において、2000年4月から市が実施する事務は保健、福祉、医療が一体となった制度になっており、市民に不安を与えぬよう万全の体制で臨む必要があります。本市においても高齢化の進行に伴い敬老祝金の支給対象者が増加し続ける中、敬老祝金支給条例を改正し、対象を5段階に区分することで約6,100万円の削減を図るわけですが、行政の効率化の観点から市長の政策決定を歓迎するものであります。しかしながら、高齢者はこれまでの日本の成長を支えてきたわけであります。削減で捻出した財源を高齢化対策や介護保険などを含めた社会福祉事業にぜひ活用していただきたいと考えております。  平成10年度予算を見ますと、一般会計当初予算において前年度に比較し、率にし14.4%減の931億9,030万円となり、一般会計特別会計企業会計を合わせますと1,520億6,266万5,000円となり、前年度に比較し率にして8.6%の減となっております。予算編成に当たっては、組織機構の見直しや委託化などにより21人の職員の削減を図ったほか、厳しい経済環境が続く中、旅費や被服費を見直し、一般行政経費の節減に努めるなど経費全般にわたる節減を図り、限られた財源を福祉の向上や市民サービス推進のための施策に配分し、より効率的な行財政運営を目指した基本方針が表明されました。市議会といたしましては、このような予算編成の基本方針に基づいて編成された平成10年度予算案について、予算特別委員会において極めて熱心に審議を尽くしてきたところであります。  一般会計予算の歳入ですが、財政運営の根源をなす市税収入において、平成10年度は法人市民税の落ち込みが予想され、市税全体として前年度対比の0.8%のマイナス、437億5,008万8,000円など厳しく見込み、平年度化された地方消費税交付金は前年度より16億4,000万円増しの25億円となっており、財源不足に対応し財政調整基金からの繰り入れを前年度より5億円増額し、27億円としております。  次に、歳出でございますが、厳しい予算編成の中で、共生の理念に基づき来るべき少子、高齢化社会に対応した諸施策を盛り込み、市民中心の市政を進める市長の所信が伝わりました。  教育問題においては、偏差値教育に見られる受験戦争、いじめや登校拒否、薬物の乱用、少年の刃物による殺傷事件の抑圧等に対応した教育行政が求められておりますが、総括質問においても市長から、将来の日本を担う子供たちの教育に対し真剣な御答弁をいただきました。  学校教育においてのいじめ、不登校、非行などの問題に対しては、スクールカウンセラーに幅広い人材を求めるなど充実を図り、ややもすれば学校という狭い社会に陥りがちな思考から脱却し、今まで以上に家庭、学校、地域社会が一体となって取り組むことが重要であると考えておりますので、思い切った対策を要望いたします。  乳幼児の医療助成については、昨年4歳児未満まで拡大したわけですが、本年12月からは対象をさらに5歳未満児まで広げるとともに、入院については就学前の児童までその対象を拡大したことは、少子化対策の観点からも理にかなった施策であります。  保育に関しては、保育時間の延長や保護者の病気等による緊急的な一時的保育事業の実施、地域子育て支援センター事業を行い、児童育成クラブも19クラブに拡充され、核家族化の進展や女性の就業に適した子育ての地域環境整備を進めるなど、少子化対策が図られております。また、高齢化社会に対応した高崎市老人保健福祉計画を着実に実施し、佐野デイサービスセンターが本年5月にオープンすることで市立6施設、民間7施設の13施設で効率よくデイサービスが受けられるよう要望いたします。  阪神・淡路大震災から3年が経過し、次第に防災に対する意識が薄れ、大震災の教訓が風化されつつある中、本市では平成8年度末に地域防災計画を見直したわけですが、市民に不安を与えぬよう安全な生活の確保に万全を期していただきたい。  また、ごみの減量化は徹底した分別収集と再資源化により初めて可能になるものです。しかし、分別収集や選別を市民や地方自治体だけに押しつけてもごみ問題は解決しません。飲料メーカーや家電メーカーなどが再商品化、再資源化を受け持つなど、容器包装リサイクル法の厳密な施行が必要であります。本市においても、高浜クリーンセンターのリサイクルセンターの稼働にあわせて、ごみ袋に指定袋制を導入したり、資源ごみの分別収集を確立したりして、いよいよ環境型社会の実現に向けて一歩を踏み出すわけでありますが、ごみの収集に当たっては、住民とのトラブルを引き起こすようなことなく十分に配慮し、スムーズに移行が行われることを要望しておきます。  さて、冒頭にも申し上げましたが、我が国経済は停滞局面から後退局面に入り、先行きが依然として不透明な状態にあります。マスコミで金融機関の貸し渋りが報道される中、中小企業の保護の観点からいち早く中小企業対策推進本部を設け、融資対象資格要件を緩和した市長の速やかなる対応を是といたします。  米余りの中で新年度から緊急生産調整推進対策事業が実施され、減反が大幅に拡大されます。農家にとっても大変厳しい事業でありますので、円滑な実施ができるよう最善の努力をお願いいたします。  昨年12月に区画整理事業として群馬県知事認可を受けた高崎操車場跡地周辺地区75ヘクタールの開発については、組織機構の改革の中で職員体制の見直しが図られたわけです。将来の本市の大きなプロジェクトの一つであることを踏まえ、事業の推進に努力していただきたいと考えております。  以上、多岐にわたり申し述べてまいりましたが、景気が後退する中で必要な施策を確実に実施するため、堅実な予算を計上し、市民福祉の向上という地方自治の本旨を踏まえ、来るべき21世紀の扉を開くため必要な予算を計上したものと理解しております。市制施行100周年まであと2年、5月6日から新市庁舎での業務が始まります。市も市民サービスの各部10大改革を定めており、職員提案制度にめり張りをつけたりして職員の意識改革を図り、全体の奉仕者としてふさわしい職員を養成するなど、市長を先頭に期待される市役所になるよう行財政改革に積極的に取り組み、より効率的な行政運営に努めており、心強く感じております。厳しい財政状況の中、予算編成に当たられた市当局に対し敬意を表するとともに、適正に予算執行がなされ、24万市民の福祉向上に役立つことを期待しております。  以上をもちまして議案第19号から議案第56号までの38議案に対する高新・市民連合としての賛成の討論といたします。 ○議長(根岸富貴子君) ほかにありませんか。──討論を終結いたします。  これより採決を行います。  まず、議案第19号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(根岸富貴子君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第19号は委員長報告のとおり原案可決されました。  次に、議案第20号及び議案第21号を一括して起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。      (賛成者起立) ○議長(根岸富貴子君) 起立多数であります。  よって、議案第20号及び議案第21号は、いずれも委員長報告のとおり原案可決されました。  次に、議案第22号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(根岸富貴子君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第22号は委員長報告のとおり原案可決されました。  次に、議案第23号を起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。      (賛成者起立) ○議長(根岸富貴子君) 起立多数であります。
     よって、議案第23号は委員長報告のとおり原案可決されました。  次に、議案第24号ないし議案第27号、以上4議案を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(根岸富貴子君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第24号、議案第25号、議案第26号及び議案第27号は、いずれも委員長報告のとおり原案可決されました。  次に、議案第28号ないし議案第32号、以上5議案を一括して起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。      (賛成者起立) ○議長(根岸富貴子君) 起立多数であります。  よって、議案第28号、議案第29号、議案第30号、議案第31号及び議案第32号は、いずれも委員長報告のとおり原案可決されました。  次に、議案第33号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(根岸富貴子君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第33号は委員長報告のとおり原案可決されました。  次に、議案第34号を起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。      (賛成者起立) ○議長(根岸富貴子君) 起立多数であります。  よって、議案第34号は委員長報告のとおり原案可決されました。  次に、議案第35号及び議案第36号を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(根岸富貴子君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第35号及び議案第36号は、いずれも委員長報告のとおり原案可決されました。  次に、議案第37号を起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。      (賛成者起立) ○議長(根岸富貴子君) 起立多数であります。  よって、議案第37号は委員長報告のとおり原案可決されました。  次に、議案第38号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(根岸富貴子君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第38号は委員長報告のとおり原案可決されました。  次に、議案第39号ないし議案第42号、以上4議案を一括して起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。      (賛成者起立) ○議長(根岸富貴子君) 起立多数であります。  よって、議案第39号、議案第40号、議案第41号及び議案第42号は、いずれも委員長報告のとおり原案可決されました。  次に、議案第43号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(根岸富貴子君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第43号は委員長報告のとおり原案可決されました。  次に、議案第44号及び議案第45号を一括して起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。      (賛成者起立) ○議長(根岸富貴子君) 起立多数であります。  よって、議案第44号及び議案第45号は、いずれも委員長報告のとおり原案可決されました。  次に、議案第46号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(根岸富貴子君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第46号は委員長報告のとおり原案可決されました。  次に、議案第47号及び議案第48号を一括して起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。      (賛成者起立) ○議長(根岸富貴子君) 起立多数であります。  よって、議案第47号及び議案第48号は、いずれも委員長報告のとおり原案可決されました。  次に、議案第49号及び議案第50号を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(根岸富貴子君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第49号及び議案第50号は、いずれも委員長報告のとおり原案可決されました。  次に、議案第51号ないし議案第53号、以上3議案を一括して起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。      (賛成者起立) ○議長(根岸富貴子君) 起立多数であります。  よって、議案第51号、議案第52号及び議案第53号は、いずれも委員長報告のとおり原案可決されました。  次に、議案第54号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(根岸富貴子君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第54号は委員長報告のとおり原案可決されました。  次に、議案第55号及び議案第56号を一括して起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。      (賛成者起立) ○議長(根岸富貴子君) 起立多数であります。  よって、議案第55号及び議案第56号は、いずれも委員長報告のとおり原案可決されました。 ─────────────────────────────────────── △日程第2 議案第57号 高崎市文化振興基金条例の一部改正について ○議長(根岸富貴子君) 日程第2、議案第57号 高崎市文化振興基金条例の一部改正についてを議題といたします。
     提案理由の説明を求めます。      (市長公室長 松橋亮君登壇) ◎市長公室長(松橋亮君) ただいま議題となりました議案第57号 高崎市文化振興基金条例の一部改正につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  改正理由といたしましては、文化振興基金への寄附に伴い基金の額を増額するため改正をお願いするものでございます。  1枚おめくりください。改正内容につきまして御説明を申し上げます。  まず、第2条は基金の額についての規定でございまして、基金の額4,233万5,000円を127万3,000円増額いたしまして、4,360万8,000円に改めたいというものでございます。この寄附につきましては、去る2月19日、市内高松町の日本電信電話株式会社群馬支店さんから、2月15日に群馬音楽センターで開催いたしましたチャリティーコンサートの益金を、文化振興のために役立てていただきたいということで御寄附をいただいたものでございます。  次に、別表の改正でございますが、日本電信電話株式会社群馬支店、133万5,000円、平成9年6月13日の項に、127万3,000円、平成10年2月19日を加えさせていただきたいというものでございます。  なお、附則といたしましては、この条例は公布の日から施行したいというものでございます。  以上、まことに簡単でございますが提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(根岸富貴子君) 提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。本案に対して御質疑はありませんか。──質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(根岸富貴子君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。ありませんか。──討論を終結いたします。  これより議案第57号を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(根岸富貴子君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第57号は原案のとおり可決されました。 ─────────────────────────────────────── △日程第3 議案第58号 平成9年度高崎市一般会計補正予算(第8号) △ 議案第59号 平成9年度高崎市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号) △ 議案第60号 平成9年度高崎市老人保健特別会計補正予算(第1号) ○議長(根岸富貴子君) 日程第3、議案第58号 平成9年度高崎市一般会計補正予算(第8号)ないし議案第60号 平成9年度高崎市老人保健特別会計補正予算(第1号)、以上3議案を一括して議題といたします。  提案理由の説明を求めます。      (財務部長 梅山龍男君登壇) ◎財務部長(梅山龍男君) ただいま議題となりました議案第58号から議案第60号までの3議案につきまして、一括して提案理由の御説明を申し上げます。  最初に、議案第58号 平成9年度高崎市一般会計補正予算(第8号)につきまして説明を申し上げます。  第1条は、歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7,855万3,000円を追加いたしまして、その総額を歳入歳出それぞれ1,078億3,539万4,000円にいたしたいというものでございます。歳入歳出予算の補正の款項の区分につきましては、第1表歳入歳出予算補正のとおりでございます。  第2条は、繰越明許費の補正でございます。追加が3件ございまして、第2表のとおりにいたしたいというものでございます。  第3条は、債務負担行為の補正で、追加が1件、廃止が2件ございます。第3表のとおりでございます。  第4条は、地方債の補正で、追加が1事業、変更が10事業ございまして、第4表のとおりといたしたいというものでございます。  今回の補正でございますが、去る3月9日、議案第12号で御議決を賜りました補正第7号の時点におきまして未確定でありました国や県の補助金や負担金、それに市債にかかわる事業の確定によるもの、地方消費税交付金の確定等による措置、さらには事業の進捗状況から検討しての歳入歳出予算の整理と、繰り越し措置などについての補正をお願いすることが主な理由でございます。  それでは、歳入歳出予算の補正内容につきまして、事項別明細書によって、今回は歳入から説明申し上げますので、6枚めくっていただきたいと思います。なお、補正内容の説明につきましては、その主なもののみにつきまして申し上げさせていただき、全く整理に属すると思われるものにつきましては省略させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、3ページでございます。2歳入、4款地方消費税交付金1項地方消費税交付金1目地方消費税交付金は、確定により減額するものでございます。なお、地方消費税交付金の減額に伴い、不足分の財源措置といたしまして臨時税収補てん債2億3,600万円の増額を行っております。  8款地方交付税1項地方交付税1目地方交付税で、特別交付税として1億円の増額は、まだ確定しておりませんでしたので、見込みによる増額でございます。この結果、平成9年度の特別交付税は11億円となり、普通交付税、特別交付税を合わせますと21億2,177万9,000円の措置となりました。  10款分担金及び負担金は、事業費が確定したことによる増額でございます。  1枚めくっていただきまして、4ページをお願いいたします。11款使用料及び手数料1項使用料3目衛生使用料の斎場使用料及び6目商工使用料の観音山駐車場使用料は実績に伴うもの、9目教育使用料の高等学校授業料は、退学や授業料免除などによる減でございます。  2項手数料1目総務手数料の戸籍住民基本台帳手数料は、各種証明の件数が当初見込みより増加したためによる増額を行うものでございます。7目土木手数料は実績に伴う減額、次の8目教育手数料のうち1節高等学校手数料は、高崎経済大学附属高等学校の入学考査料で1,000人見込んでおりましたが859人になったため、また3節経済大学手数料は入学検定料を6,600人見込んでおったところ4,889人になったため、それぞれ減額するものでございます。  次の12款国庫支出金から9ページの13款県支出金までにつきましては、ほとんどがそれぞれ歳出の各事業に対応する分でございますので、説明は省略させていただきます。  10ページの14款財産収入をお願いいたします。1項財産運用収入3目基金収入は、土地開発基金の利子と土地貸付収入見込額の計上でございます。  2項財産売払収入2目物品売払収入は、書籍の売払収入でございます。  15款寄附金1項寄附金2目総務費寄附金1節総務管理費寄附金2,000万円は、2月27日に群馬銀行から、市制100周年たかさき2000年事業に役立てていただきたいということで寄附をいただいたものでございます。次の2節の文化振興費寄附金は、2月19日に日本電信電話株式会社群馬支店から、チャリティーコンサートの収益金127万3,000円を、文化振興事業に役立てていただきたいということで寄附をいただいたものでございます。  次の4目農林水産業費寄附金は、貸付牛豚寄附金で、購入単価と貸付頭数の減によるものでございます。  18款諸収入3項貸付金元利収入4目労働諸費貸付金元利収入の減は、労働融資資金預託金の貸付金元利収入で、新規分の受付件数の減によるものでございます。  12ページをお願いいたします。4項受託事業収入2目社会福祉費受託事業収入と5目土木管理費受託事業収入は実績に伴うもの、6項雑入4目雑入の1節派遣職員等給与費収入は、競馬組合などの給与費が確定したこと等により減額するものでございます。15節雑入は、保育園の給食実費等の収入の確定に伴い減額するものでございます。  次は19款市債でございますが、一番下の9目臨時税収補てん債につきましては、地方消費税交付金の減額に伴う財源措置として増額するものでございます。それ以外につきましては、それぞれ事業の執行見込みにあわせての補正でございますので、説明は省略させていただきます。  引き続きまして、歳出につきまして御説明いたしますので、14ページをお願いをしたいと思います。3歳出でございます。  2款総務費1項総務管理費2目人事管理費で4,061万7,000円の追加は、職員退職手当3人分の計上でございます。  6目財政管理費は4億740万円の増額でございます。地方交付税が1億円増額になったことや、その他節約等で財源が出ましたので、減債基金に積み立てをお願いするというものでございます。なお、この積み立てを行いますと、平成9年度末の基金残高は16億9,657万6,000円になる見込みでございます。  8目財産管理費の土地開発基金繰出金の増額は、基金の利子と土地開発基金土地貸付けの確定による繰り出しでございます。  9目企画費で2,000万円の増額は、群馬銀行から市制100周年たかさき2000年事業に役立てていただきたいということで寄附をいただきましたので、たかさき2000年委員会の委託料を増額し、今後の事業に有効に役立てていただくため振興基金に積み立てるものでございます。  10目庁舎建設事業費で300万円の増額は、市民情報センター事業の補助確定に伴い、総合情報案内システムの一部追加を行うものでございます。  13目交通対策費は、事業費確定見込みにより市内循環バス運行補助金を増額するものでございます。  16ページをお願いいたします。2項文化振興費1目文化振興総務費で127万3,000円の追加は、日本電信電話株式会社群馬支店から、文化振興事業に役立てていただきたいということでチャリティーコンサートの収益金を御寄附いただきましたので、文化振興基金に積み立てるというものでございます。  次の3項徴税費3目徴収費は、確定に伴うものでございます。  1枚おめくりいただき、18ページをお願いいたします。4項戸籍住民基本台帳費は、財源変更でございます。  3款民生費1項社会福祉費1目社会福祉総務費で、国民健康保険事業特別会計繰出金2,728万2,000円の減は、事務費超過負担分や職員給与費繰り入れ分等の確定見込みなどによるものでございます。なお、議案第59号で国民健康保険事業特別会計の補正をお願いしてございます。  次の4目知的障害者福祉費は、確定に伴うものでございます。  20ページをお願いいたします。2項児童福祉費1目児童福祉総務費は、人数や補助単価の確定に伴う整理でございますので、説明は省略させていただきます。  2目児童措置費は人数の確定によるもの、3目保育所費は補助事業費確定によるもの、4目母子寮費は財源変更でございます。  22ページでございます。3項高齢者福祉費1目高齢者福祉総務費の特別養護老人ホーム建設等補助金6,183万1,000円は、矢中町にございます社会福祉法人玉樹会で建設しております特別養護老人ホーム明生苑に対する補助5,604万8,000円及び東光園と天界園の大規模改修に対する補助578万3,000円でございます。また、高齢者援助事業の在宅ねたきり老人等介護慰労報償金1,449万円の減は、介護期間1年未満による支給対象外となる人が増加し、支給対象者が当初見込みよりも減となりましたので、減額するものでございます。そのほかにつきましては、各事業の事業費や補助が確定したことに伴う整理でございます。  3目高齢者医療費は、医療費助成扶助費の確定見込みにより3,100万円の減、老人保健特別会計繰出金につきましては、老人保健に係る医療費の確定の見込みによる予算整理でございまして、2億3,114万9,000円の増額でございます。なお、議案第60号で老人保健特別会計の補正をお願いしてございます。  次の5目デイサービスセンター費は、実績見込みによる整理でございます。  24ページをお願いいたします。4項生活保護費2目扶助費は、財源変更でございます。  4款衛生費1項保健衛生費4目母子保健費と5目老人保健費は、人数や補助の確定に伴う整理でございます。説明は省略させていただきます。  1枚めくっていただきまして、26ページをお願いいたします。26ページの8目斎場費は、財源変更でございます。  次の2項清掃費1目清掃総務費は、事業費確定に伴うものでございます。  28ページをお願いいたします。5款労働費1項労働諸費1目労働諸費でございます。中小企業退職金共済制度加入促進事業は加入者確定に伴うもの、また次の勤労者福祉資金融資事業は、住宅資金利用者の減などがあったことなどによる減額でございます。  6款農林水産業費1項農業費2目農業総務費は財源変更、3目農業振興費は整理でございます。  5目畜産業費は、優良種畜導入貸付あっせん事業で、乳牛などの購入単価の減や貸付頭数の減等、事業費の確定に伴う減額でございます。  30ページをお願いします。6目農地費につきましても、事業費の確定による整理でございます。  7款商工費1項商工費1目商工総務費は整理、2目商業振興費も街路灯の設置基数や講師謝金等確定による整理でございます。  3目工業振興費の高度自動化機械導入資金利子補給金は、新規申し込み件数の増加による増額でございます。その他は整理でございます。  32ページをお願いいたします。4目金融費と次の5目の観光費につきましては、確定による減額でございます。  8款土木費1項土木管理費2目建築指導費は、財源変更でございます。  34ページをお願いいたします。2項道路橋りょう費1目道路橋りょう総務費も、財源変更でございます。  3目道路橋りょう新設改良費の道路整備事業は、早瀬川2号橋等事業費確定に伴い減額を行うというものでございます。次の県費補助事業は、県補助金等の確定による整理でございます。  4目地方道等改修事業費は、事業費や補助等の確定による減額でございます。なお、本目で予算計上してあります寺尾公園橋(仮称)道路改築事業と天神堀川改修事業につきましては、年度内に完成できない部分がございますので、繰越明許費を第2表でお願いしてございます。  36ページでございます。3項都市計画費1目都市計画総務費は、城址地下駐車場の県負担金確定に伴うものでございます。  次の4目高崎駅西口周辺土地区画整理事業費、5目城址周辺土地区画整理事業費、7目高崎駅東口周辺第二土地区画整理事業費につきましても、財源変更でございます。  12目土地区画整理事業推進費の下中居地区土地区画整理事業補助金につきましては、市助成金の精算分でございます。  18目公園建設費の減は、染料植物園の屋内生態園に係る備品購入費の確定に伴う減額でございます。  38ページでございます。9款消防費1項消防費3目消防施設費で1億2,440万8,000円の追加は、コミュニティ消防センター第3分団、中央地区でございますが、その用地152.02平方メートルを土地開発基金から買い戻すための土地買収費でございます。  39ページの10款教育費1項教育総務費3目学校教育費と5目言語等指導教育費は、実績による整理でございます。  1枚おめくりいただき、40ページをお願いいたします。2項小学校費3目教育振興費は実績による整理、4目学校建設費は補助事業の確定及び入札差金などによる減で整理でございます。  次の3項中学校費も、それぞれ事業費確定や入札差金などによる整理でございますので、説明は省略させていただきます。  1枚めくっていただきまして、次の43ページの4項高等学校費も、入札差金等事業費確定による整理でございます。  1枚めくっていただきまして、次の44ページの5項幼稚園費も事業費確定によります整理、6項養護学校費につきましても整理でございますので、説明を省略させていただきます。  46ページをお願いいたします。9項経済大学費1目学校管理費は、入試会場借上料等事業費確定に伴う整理でございます。  12款公債費につきましては、長期債と一時借入金利子の減でございます。長期債利子2億1,875万6,000円の減は利率の低下と借り入れ時期の変更に伴い減額するもの、一時借入金利子3,469万円の減は、基金の繰りかえ運用等により一時借入金が少なくなったため減額を行うものでございます。  以上で歳出の説明を終わり、続きまして歳入歳出予算以外の諸表につきまして申し上げますので、前へ戻っていただきまして前から3枚目をごらんいただきたいと思います。  第2表繰越明許費の補正でございます。繰越明許費の補正は、追加が3件ございます。それぞれ、年度内にその支出が終わらない見込みのある事業について精査をいたしました結果、繰り越しをお願いするというものでございます。  上の方から順次主な理由について説明をいたしますと、8款土木費2項道路橋りょう費の寺尾公園橋(仮称)道路改築事業橋りょう整備工事は、営林署との協議に時間を要したため、次の天神堀川改修事業河川改修工事は、地元所在の法人との協議に不測の日数を要したため。  9款消防費1項消防費の消防施設整備事業コミュニティ消防センター建設工事(第3分団・中央)は、用地購入がおくれたため、それぞれ繰り越しを行うものでございます。  次のページの第3表債務負担行為補正は、追加が1件、廃止が2件でございます。これにつきましては、いずれも財団法人高崎市都市整備公社借入金及び利子等に対する損失補償に係る補正でございまして、昭和60年度に高崎駅西口第一地区市街地再開発事業に、また平成6年度に高崎駅東口第四地区市街地再開発事業に参画するため、いずれも建設省道路局と道路開発センターから土地購入資金として借り入れを行っておりましたが、今回金利の低い市中銀行に借りかえを行ったため、今まで設定しておりました2件の債務負担行為を廃止し、今回新たに期間を平成9年度から平成34年度まで、限度額17億円の債務負担行為を設定したいというものでございます。  1枚おめくりいただきまして、第4表地方債補正をお願いいたします。第4表地方債補正は、追加が1事業、変更が10事業でございます。それぞれ事業費の決定や許可予定額にあわせての整理でございます。  以上、まことに簡単でございますが、一般会計の説明を終わります。
     引き続きまして、特別会計の説明を行いますので、議案第59号をお開きいただきたいと思います。特別会計につきましては総括的に補正理由を申し述べさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  議案第59号 平成9年度高崎市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。  第1条は、歳入歳出予算の補正でございまして、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ5億4,076万円を減額いたしまして、その総額を歳入歳出それぞれ132億6,351万9,000円にいたしたいというものでございます。  この会計の補正の内容につきましては、歳出では医療費の動向を勘案して一般被保険者の療養給付費、療養費、高額療養費と退職被保険者等高額療養費の減額、それと退職被保険者等療養給付費の増額を行うもの。歳入では、歳出での一般被保険者の療養諸費の減に伴う負担金の減額と退職被保険者分の療養給付費交付金の増額などでございます。詳細説明は省略をさせていただきます。  以上で議案第59号の説明を終わらせていただきます。  続きまして、議案第60号をお願いしたいと思います。議案第60号 平成9年度高崎市老人保健特別会計補正予算(第1号)につきまして説明をいたします。  第1条は、歳入歳出予算の補正でございまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6億6,237万5,000円を追加し、歳入歳出それぞれ177億2,136万5,000円にいたしたいというものでございます。  この会計の補正内容につきましては、歳出では医療給付費と医療費支給費、それに審査支払手数料について12月までの実績と今後の見込みにより増減するものでございます。歳入では、支払基金交付金や国庫支出金などの確定見込みとなったことによる増額補正が主なものでございます。詳細説明は省略させていただきます。  以上、甚だ簡単でございますが、議案第58号から議案第60号までの3議案につきましての説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(根岸富貴子君) 提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。本案に対し御質疑はありませんか。      (12番 酒井悦夫君登壇) ◆12番(酒井悦夫君) 一般会計補正予算については二つほどお伺いをいたします。  一般会計の補正予算の中の2款総務費1項総務管理費13目交通対策費の市内循環バス運行補助金に関してですが、今回760万円余りの補正増を行っているわけですが、その原因とその内訳について御説明をさらにいただきたいと思います。  それから二つ目は、4款の衛生費1項保健衛生費の中の5目老人保健費の健康診査事業の中で、これは実績だと言えば、もちろんそういうことで減少あるいは増額ということなのでしょうけれども、その中で骨量検診の委託料が92万円ほど減額になっています。この骨量検診委託料はこの年度、新規の事業として始められたものです。当初の予算組みからしますと5割とまではいきませんが、4割強の減額になっています。その主な原因や、またどうしてそのぐらいの減となっているかという点をどのように分析というのですか、この検診が1月で一応終了するものですから、正確なところがまだ把握が十分できてないかと思いますが、その説明をお願いをしたいと思います。  それから、国保の特別会計ですけれども、この際3点ほどお伺いをいたします。  まず最初に、保険税の収入についてでありますが、それぞれ一般分は減額、そして退職分については1億131万円ほどの増ということで調定、また見通しを持っているわけですが、当初予算との関係でこの見込みが妥当であったかどうか。現年課税分、そして滞納繰越分それぞれ別々にその見込みについてどんなふうに考えているか、お知らせいただきたいと思います。  二つ目は、国保の積立基金の関係ですけれども、この補正予算で歳出では利子分を249万円ほど積み立てるわけですが、当初予算のときに予定をしていた基金からの繰り入れ、取り崩しですね、6億8,000万円を予定しましたが、今回の補正で3億9,000万円ほどの取り崩しを行わない、繰り入れ戻しをするわけですが、そのことによってこの平成9年度末の基金の残高の見通し、見込みについてお知らせをいただきたいと思います。  それから三つ目ですけれども、聞くところによりますと、県内の幾つかの市町村で診療報酬明細書、いわゆるレセプトの開示を準備をしたり、また新年度行うような予定の市や町や村があるということで聞いています。高崎市の場合とすればどんなふうな準備、あるいはどんなふうな考え方で臨んでいるか、その現状等についてあわせてお知らせをいただきたいと思います。      (市民部長 渡邉勝由君登壇) ◎市民部長(渡邉勝由君) 12番 酒井悦夫議員さんの御質問にお答えさせていただきます。  まず初めに、市内循環バスの運行経費の補助金につきましてお答えをさせていただきます。循環バスの運行経費の補助金につきましては、バス事業者の経費、運賃収入等の金額の確定がおくれていましたが、このたびそれぞれ確定見込みの申し出がございました。これに伴いまして今回補正をお願いするものでございます。  この運行経費のバス事業者への補助金でございますが、平成9年度当初予算では人件費、運送費用、一般管理費など運行に要する経費につきまして、1路線当たり1,573万円、4路線合計で6,292万3,000円を見込んでおりました。また、運賃収入につきましては1路線当たり522万円、4路線で2,088万円を見込み、運行経費から運賃収入を差し引きまして4,204万3,000円を予算に計上しておりました。それが今回の確定見込みで、ちょっと路線別で申し上げますと、東路線の運行経費を見ました場合に1,594万1,000円、それで運賃収入が355万3,000円、差し引き補助金といたしまして1,238万8,000円となります。以下同様でございますので、西路線では差し引き1,096万9,000円、南路線では1,277万4,000円、それから北路線の運行経費につきましては1,649万6,000円、運賃収入が295万8,000円でございます。差し引き補助金1,353万8,000円となります。以上、4路線の合計をいたしまして運行経費見込みが6,503万1,000円、運賃収入見込みは1,536万3,000円でございます。差し引きますと4,966万8,000円の補正見込みの額となるわけでございます。したがいまして、当初予算の運行補助金が4,204万3,000円でございますので、確定見込みでは4,966万8,000円ということで、差額の762万5,000円を今回お願いするものでございます。  なお、運賃収入の減少の要因といたしましては、当初予算ではぐるりんの運賃収入を一律200円で積算をいたしております。それで10カ月を見込んでおりましたが、子供さん、それから障害者の方の運賃を100円にいたしましたこと、それから専用の回数券を販売いたしました。それらと、それから運行の開始が7月から有料運行になりましたので、1カ月の運賃収入が減少したことによるものでございます。また一方、運行経費の増加の要因でございますが、当初予算の時点では予測できなかった経費、例えば冬場のスタッドレスタイヤの購入費とか回数券の印刷費などが発生いたしました。あるいはまた自動車の保険料の増額などがございます。これらを含みまして先ほどのようなことでございますので、よろしくお願いいたします。  それから、続きまして特別会計の方を御説明させていただきます。国民健康保険事業でございますが、税収について一般現年度分が減額で退職分が増加ではないかというようなことでございますが、当初一般分の調定見込みを51億284万3,000円、収入歩合を93.5%といたしましたが、決算見込みでは51億3,199万4,000円、収入歩合を92%といたしましたため、今回4,972万4,000円を減額することをお願いするものでございます。また、退職分につきましては、当初調定見込額を7億5,109万6,000円、収入歩合を99.2%といたしましたが、決算見込みでは調定見込額が8億6,544万4,000円と増額した結果、収入歩合を97.8%と下げたものの、1億131万7,000円を増額するものでございます。  その要因につきましては、一般分は収納率が大幅に下がることが予測されるためでございます。一方、退職分につきましては、被保険者の増加による調定額が大幅に増加し、収納率の低下を1.4%見ましたが、結果的に増額となったものでございます。しかしながら、特別収納対策として納税課の職員以外の職員を動員いたしまして特別体制で収納に努めましたが、一般、退職とも当初の収納目標をクリアすることが困難となりまして、それぞれ先ほど申し上げましたように収納率見込みを下げさせていただいたところでございます。  次に、2点目の基金のことにつきましてお答えさせていただきます。本市の国民健康保険基金につきましては、平成7年度末の基金総額は13億4,100万円でございますが、平成7年度決算において年度末に確定いたします普通調整交付金が予想以上に見込まれたため、剰余金が生じまして、ほぼ取り崩し相当額に当たる2億4,000万円を平成8年度に基金として積み立ていたしました。また、平成8年度におきまして、これも5億3,366万3,000円を取り崩しいたしましたが、平成7年度と同様に年度末の普通調整交付金により剰余金が生じまして、取り崩し額の約4割に当たる2億1,000万円を平成9年度に基金積み立ていたしたところでございます。しかしながら、平成7年度、平成8年度のいずれも剰余金が生じておりますが、基金収入及び繰越金、国庫金の返還金を除く実質単年度収支では、平成7年度1,087万8,000円、平成8年度では4億8,000万円の赤字でございます。今年度、平成9年度につきましても国保財政は依然として厳しいものがございます。ここに補正をお願いするところでございますが、現時点では2億9,215万円の基金繰り入れを予定しております。これにより平成9年度末の基金総額は9億7,889万7,812円となりまして、年々減少している状況でございますので、よろしくお願いいたします。  それから、3点目のレセプト開示についてということでございますが、このレセプトの開示につきましては、平成9年6月25日付で厚生省老人保健福祉局長、同保健局長、社会保険庁運営部長の3者連名で開示についての通知があったところでございます。これにより本市におきましても他市の状況等を調査研究をしてまいりまして、現在取り扱い要領の制定を検討を重ねているところでございます。実際の運用に当たって医師会など関係機関との協議等、まだ詰めなくてはならないことがございますが、実施の方向で考えておりますので、よろしくお願いいたします。  なお、県内では20市町村において開示実施済みというようなことを伺っております。  以上ですが、よろしくお願いいたします。      (保健福祉部長 中島英明君登壇) ◎保健福祉部長(中島英明君) 酒井悦夫議員さんの御質問のうち、骨量検診の部分につきましてお答えを申し上げます。  まず、減額の理由ということでございますが、当初予算といたしましては、初年度ということもございますが、対象者の20%、2,500人の予算計上をいたしたところでございます。結果といたしまして1,580人というふうなことで、先ほどのお話のありました約6割程度ということでございます。  また、これの理由でございますけれども、やはり初年度ということで市民に対する周知というものが不足をしていたのかなというふうに考えてございます。先進地等もお話を聞きましたところ、やはり率とすれば本市と同様のような率が大体出ているわけでございますけれども、やはり2年度、3年度というふうにだんだん受診率が伸びているようでございます。したがいまして、平成10年度におきましては市の直接なPRといたしましては、広報その他を通じてPRをさせていただきたいと思っておりますし、また約120の医療機関でこの受診をやっているわけでございますが、医療機関におきましても患者さん等に対するPRを積極的にやっていただきたいなと、このように考えているところでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(根岸富貴子君) ほかにございませんか。──質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(根岸富貴子君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。  これより3議案を一括して討論に入ります。ありませんか。──討論を終結いたします。  これより3議案を一括して採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(根岸富貴子君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第58号、議案第59号及び議案第60号は、いずれも原案のとおり可決されました。 ─────────────────────────────────────── △日程第4 議案第61号 平成9年度高崎市公共下水道事業会計補正予算(第4号) ○議長(根岸富貴子君) 日程第4、議案第61号 平成9年度高崎市公共下水道事業会計補正予算(第4号)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。      (下水道局長 清水博之君登壇) ◎下水道局長(清水博之君) ただいま議題となりました議案第61号 平成9年度高崎市公共下水道事業会計補正予算(第4号)の提案理由の御説明を申し上げます。  提案理由の説明は、債務負担行為の変更でございます。  1枚おめくりいただきたいと思います。本3月定例市議会において議案第18号として補正予算の中で債務負担行為の限度額の変更を御議決していただきましたが、今般、国の景気浮揚対策、また年度末の公共事業の安定化発注によるものとして、平成10年度事業の前倒し、いわゆるゼロ国債の割り当てがございました。これを平成9年度から平成11年度の3カ年事業としております阿久津水処理センターの増設事業で充当することといたしました。変更内容は、債務負担行為としております平成10年度並びに同11年度の同事業費41億5,800万円を61億円にするものであり、これは3月中に契約変更することにより平成9年度の補正をお願いするものでございます。  なお、契約は既に日本下水道事業団が施行する当増設事業に対し、市は負担金として支払うものの契約変更であります。  以上、まことに簡単でありますが、議案第61号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(根岸富貴子君) 提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。本案に対して御質疑はありませんか。──質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(根岸富貴子君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。ありませんか。──討論を終結いたします。  これより議案第61号を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(根岸富貴子君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第61号は原案のとおり可決されました。 ─────────────────────────────────────── △日程第5 請願6号 毛無し地域公園緑地化について ○議長(根岸富貴子君) 日程第5、請願6号 毛無し地域公園緑地化についてを議題といたします。  本件は、昨年6月20日に建設常任委員会に付託したものであります。このほど審査を終了し、委員会から審査報告書が提出されましたので、建設常任委員長の報告を求めます。                                平成10年3月23日  高崎市議会議長  根岸富貴子様                        建設常任委員長 小野里 博    委員会の審査報告書  本委員会に付託された請願の審査の結果、下記のとおり決定したので会議規則第135条の規定により報告いたします。                記  1 件名   請願6号 毛無し地域公園緑地化について  2 請願者  高崎市石原町2038番地         石原町西一区長         荻野 清ほか10人  3 審査年月日   平成10年2月13日  4 審査結果    不採択  5 意見      願意の趣旨にそいかねる  6 請願の措置   上記請願審査の結果、本会議において審査結果の旨を報告するものと決定した。 ───────────────────────────────────────      (23番 小野里 博君登壇) ◎23番(小野里博君) ただいま議題となりました請願6号 毛無し地域公園緑地化について、本委員会で行った審査経過の概要とその結果について御報告申し上げます。  本請願は、平成9年5月19日、高崎市石原町2038番地、石原町西一区長、荻野清さん外10人から提出されたものであります。  その要旨は、石原町毛無し地区、地滑り地域において、傾斜の激しいところを市で買収し、公園緑地として整備し、市民に開放することが望ましい方策と思われるので、これらの実現のため早急に対応をお願いしたいというものであります。  本委員会は、付託された請願を審査するため、当局の出席を求め、平成9年7月11日及び9月9日、11月28日並びに平成10年2月13日の計4回、委員会を開催し、慎重に審査を行いましたので、そのあらましを申し上げます。  まず、平成9年7月11日におきましては、執行部当局から当該地区の経過報告がありました。報告によると、昭和51年に県砂防課と高崎土木事務所におきまして、地質調査の結果を参考に現地調査を行い、地滑り現象であることが確認されておりました。その後、県の地滑り対策事業として、地滑り防止施設工事を実施し、安全性が保たれているとの報告でありました。また、高崎市観音山公園の全体像から見た当該毛無し地区の説明及び当該毛無し地区地滑り防止区域と地滑り区域の面積の説明、そして、このうち競売対象となっている面積の説明がありました。  そして、競売期間については、最初が平成9年5月16日から5月23日までの期間でありましたが、申し込みがなく、続いて特別売却期間として平成9年5月30日から11月28日までになったとの状況が説明されました。  本件に対し委員からは、自然災害の脅威、予想もしない事故等の発生や地滑り防止対策、安全性の確保などについて、また当該地の地質調査の状況や現状について、資料提供の依頼や質疑がありました。また、県を含めた公共団体が買収をして公園にする方法など、それなりの手当てができないかとの質疑が出されました。  これに対し当局からは、災害に対する安全性や都市公園の考え方と使命として、当該地の毛無し地区が公園として安全であるかどうかについて即答はできないが、今後協議していきたいと答弁がありました。また、現状では、安全性の心配はないと聞いているが、次回の委員会に当該地の岩盤や断層及び抑止杭などの資料を提供したいとの答弁がありました。  その後、請願審査の取り扱いを協議し、さらに内容を精査するということで、継続審査とすることに決しました。  続いて、同年9月9日の委員会においては、当該毛無し地区の地滑り対策工事内容について当局から説明がありました。その工事内容は、昭和51年度から54年度において、総事業費で約2億4,000万円をかけ、集水ボーリングを24穴、集水ますを11基、鋼管の3重杭を39本、2重杭を26本施したことや、排水ボーリングなどの工事を実施しており、現状では安全性に問題がないという報告がありました。  これに対し委員から、安全性が保証できれば、緑化という立場から当該地を購入する予定があるのかどうか。また、競売地をもし民間企業が購入した場合、その対応はどうするのか等について質疑がありました。  これに対し当局からは、公園の設置計画から見ると、当該地は傾斜の角度が20度ぐらいであるほか、地滑り地区のため安全が第一と考えられる公園としては大変難しい場所である。また、競売の特別期間の11月28日を過ぎても競売を続行することを聞いているが、当該地の開発許可については知事の許可が必要である。また、地滑り防止法により建物の大きさや排水、地下水の問題が厳しくチェックされるとの報告がありました。  これに対し委員から、現在地滑りは鎮静化しているが、危険地域であるので一層の検討が必要であると意見が出されました。
     その後、請願審査の取り扱いを協議し、さらに内容を精査するということで、今回も継続審査とすることに決しました。  続いて、同年11月28日の委員会において、当該毛無し地区、地滑り対策のその後について当局から説明がありました。報告では、10月30日に県庁において県土木部の砂防課、都市計画課などと打ち合わせを行った。その結果、県の方針によると、毎年点検を行っており、現在地盤は安定し安全性が確保されているとのことでありました。また、地滑り防止区域の用地の取得については、防止区域の管理者である県が買収できる範囲は限られており、今回のような全面買収には対応できないとのことでした。  なお、市の買収については、買収後の利用方法の難しさがあり、大変に困難な状況である。さらに、現在競売の申し込みはないが、開発行為の申請があった場合には、県と緊密な連携をとりながら対応したいとの答弁がありました。  その後、請願審査の取り扱いを協議し、本件についてはさらに協議する必要があるということで、継続審査とすることに決しました。  続いて、平成10年2月13日の委員会においては、当局から、管理者である群馬県に対し地滑り防止区域である旨の看板について、現在県が看板3基を設置しているが、地域住民や土地取引等に十分周知が図られるように新たに2基の設置をお願いしており、3月上旬には設置できるよう準備しているとの説明がありました。また、平成9年11月28日までの競売状況では、買い受け人の申し出がなく不調に終わり、今後の競売開始時期等については未定であるとの報告がありました。  その後、当局から、当該地は公園緑地には不向きであるという説明があった後、委員から、これ以上の審査をしても仕方ない、結論を出すべきであるという意見がありました。  以上、本委員会はこれらを参考にして慎重に審査を行い、本件の取り扱いについて採決を行った結果、全員をもって本請願を不採択と認め、不採択にすべきものと決した次第であります。  以上、まことに簡単でありますが、審査経過の概要と結果を申し述べ、委員長報告といたします。 ○議長(根岸富貴子君) 委員長の報告は終わりました。  ただいまの委員長の報告に対し御質疑はありませんか。──質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。ありませんか。──討論を終結いたします。  これより請願6号を採決いたします。  本請願に対する委員長の報告は不採択であります。  本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(根岸富貴子君) 御異議なしと認めます。  よって、請願6号は委員長報告のとおり不採択と決しました。 ─────────────────────────────────────── △日程第6 請願11号 学童保育の施策充実について ○議長(根岸富貴子君) 日程第6、請願11号 学童保育の施策充実についてを議題といたします。  本件は、昨年12月12日に厚生常任委員会に付託したものであります。このほど審査を終了し、委員会から審査報告書が提出されましたので、厚生常任委員長の報告を求めます。                                平成10年3月23日  高崎市議会議長  根岸富貴子様                         厚生常任委員長 北村久瑩    委員会の審査報告書  本委員会に付託された請願の審査の結果、下記のとおり決定したので会議規則第135条の規定により報告いたします。                記  1 件名      請願11号 学童保育の施策充実について  2 請願者     高崎市東貝沢町一丁目19番地12            高崎市学童保育連絡協議会            代表者 高橋賢二  3 審査年月日   平成10年2月6日  4 審査結果    趣旨採択  5 意見      趣旨にそうよう努力されたい  6 請願の措置   本委員会は、上記請願審査の結果、意見を付して執行機関に送付し、その処理の経過及び結果を請求すべきものと決定した。      (8番 北村久瑩君登壇) ◎8番(北村久瑩君) ただいま議題となりました請願11号 学童保育の施策充実について、厚生常任委員会で行った審査経過の概要とその結果について御報告申し上げます。  本請願は、高崎市東貝沢町一丁目19番地12、高崎市学童保育連絡協議会代表者、高橋賢二さんから提出されたものであります。  その要旨は、学童クラブ運営の実情を理解し、一つには、学童クラブの指導員の社会保険料の事業主負担相当分を助成していただきたい。二つ目には、学童クラブの新設等に当たっては、余裕教室や公的施設の利用など公的施設の設置をお願いしたい。三つ目には、余裕教室の使用においては、火気の使用について早急な打開策を検討していただきたい。四つ目には、学童クラブを各小学校区に設置できるよう、また設置の基準や父母負担についても具体的な整備方針を明らかにしていただきたい。以上のことを図っていただきたいというものでありました。  本委員会では、付託された請願を審査するため、当局の出席を求め、1月14日及び2月6日の2回、委員会を開催するとともに、2月2日には学童保育の施設等の現状を調査するため、3カ所の施設を視察し、審査の参考といたしました。  まず、第1回目の委員会は、1月14日に開催し、本件に対して当局から学童クラブの設置場所、学童クラブの現状などの説明を受けました。  これに対し委員から、余裕教室の火気の使用は厳禁となっているが、利用状況はどうなのか。また、社会保険料相当分を補助してもらいたいという要望であるが、この点についてはどうなのかという質問がありました。また、学童クラブの設置状況については格差があるのではないか。施設を調査しないと決められないのではないかという意見も出されました。  さらに委員から、県内の学童クラブの施設の状況、指導員の待遇、保育料の父母負担などの調査要求があり、現場を見ないと審議を進めづらいという意見もありましたので、現場視察をすることにいたしました。  そこで、2月2日に、学童クラブの活動の現状を調査するため、城山学童クラブ、南八幡学童クラブ、中居学童クラブの3施設を視察し、直接指導員さんから学童クラブの現状、問題点等を調査いたしました。  第2回目は2月6日に開催し、資料請求のありました県内他市の社会保険等の加入状況、指導員の待遇、クラブ設置状況、保育料の父母負担の状況、余裕教室の火気使用の状況などについて説明を受けました。  これに対し委員から、先日の現場を見た様子では、施設整備の格差があることが指摘され、整備のおくれている施設は引き上げてやる必要があるのではないか。また、請願の4項目に対して執行部の考え方はどうなのかとの質問がありました。  執行部からの説明は、保険料の事業主負担分は助成はしない。余裕教室及び学校敷地内設置等の公的施設の設置については、可能な限りやっていきたい。ガスレンジなどの火気使用は遠慮いただきたい。また、設置・運営の基準については、厚生省の基準も地域の実情に応じて多様かつ柔軟に行われることが必要とされていることから、市としても可能な限り補助をしていきたい。さらに施設の安全面については、昨年設けた整備基準にのっとってやっていきたいとの説明を受けました。  その後、請願の取り扱いについて委員から、民間施設の借り上げ、余裕教室、学校敷地内等の設置状況では、クラブの運営状態に格差があるので、これらを解消する必要があるのではないか。学童保育は共働き家庭や単身家庭のかぎっこ子対策として始まった事業であるが、その効果は子供たちの豊かな人間形成に役立つことから、個々の学童クラブの実情に対応していくべきである。そして改善できるもの、改善しなければならないものを早急に対応していく必要があるのではないかということから、本委員会としては願意の趣旨に沿って努力すべく、趣旨採択することに決した次第であります。  以上、審査経過の概要と結果を申し述べまして、委員長報告といたします。 ○議長(根岸富貴子君) 委員長の報告は終わりました。  ただいまの委員長報告に対し御質疑はありませんか。──質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。ありませんか。──討論を終結いたします。  これより請願11号を採決いたします。  本請願に対する委員長の報告は趣旨採択であります。  本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(根岸富貴子君) 御異議なしと認めます。  よって、請願11号は委員長報告のとおり趣旨採択と決しました。 ─────────────────────────────────────── △日程第7 請願文書表(第1号) ○議長(根岸富貴子君) 日程第7、請願文書表(第1号)を議題といたします。  議席に配付いたしました請願文書表を書記をして朗読いたさせます。      (議事課長朗読) ┌──┬─────┬────┬────────┬────┬────┬────┐ │受理│受理年月日│ 件名 │   要旨   │提 出 者│紹介議員│付  託│ │番号│     │    │        │    │    │委員会名│ ├──┼─────┼────┼────────┼────┼────┼────┤ │  │     │    │ 国の医療保険制│    │    │    │ │  │     │    │度が改悪され、医│    │    │    │ │  │     │    │療費の個人負担が│    │    │    │ │  │     │    │大幅に引き上げら│    │    │    │ │  │     │    │た。この改悪で、│    │    │    │ │  │     │    │医療費の本人負担│    │    │    │ │  │     │    │が2倍になり、新│    │    │    │ │  │     │    │たに薬代の一部も│    │    │    │ │  │     │    │負担することにな│    │    │    │ │  │     │    │った。     │    │    │    │ │  │     │国民健康│ こうした中、高│高崎市高│    │    │ │  │     │保険税の│崎市は、世帯割、│関町  │    │    │ │  │     │引き下げ│均等割部分を大幅│498番地1│    │    │ │  │平成   │と保険証│に引き上げた。 │医療をよ│竹本 誠│厚生常任│ │ 1 │     │を引続き│ この結果、特に│くする高│横尾富安│    │ │  │10.2.27 │加入者全│低所得者層に対し│崎市民連│酒井悦夫│委員会 │ │  │     │員に交付│ての保険税が大幅│絡会  │    │    │ │  │     │を求める│増えた。    │代表  │    │    │ │  │     │ことにつ│ そのうえ、保険│高柳孝行│    │    │ │  │     │いて  │税を滞納している│ほか  │    │    │ │  │     │    │人には、保険証を│7,531人 │    │    │ │  │     │    │交付しないことを│    │    │    │ │  │     │    │計画している。 │    │    │    │ │  │     │    │ よって、国民健│    │    │    │ │  │     │    │康保険税の引き下│    │    │    │ │  │     │    │げと保険証をいま│    │    │    │ │  │     │    │まで通り、加入者│    │    │    │ │  │     │    │全員に交付してい│    │    │    │ │  │     │    │ただきたい。  │    │    │    │ ├──┼─────┼────┼────────┼────┼────┼────┤ │  │     │    │ 南鼻高地区の住│    │    │    │ │  │     │    │民は少しづつ増加│    │    │    │ │  │     │    │し高齢者も増えた│高崎市鼻│    │    │
    │  │     │    │。       │高町  │    │    │ │  │     │    │ その人たちが、│1923│    │    │ │  │     │ 高崎市│病気等により市内│番地4 │    │    │ │  │     │内循環バ│の病院へいくには│高崎市八│    │    │ │  │平成   │ス(ぐる│、タクシーを利用│幡地区 │竹本 誠│公共交通│ │ 2 │     │りん)停│用している状況で│連合会 │    │特別  │ │  │10.3.3 │留所の新│ある。     │南鼻高長│深堀忠雄│委員会 │ │  │     │設につい│ したがって、高│寿会  │    │    │ │  │     │て   │齢者や子どもたち│会長  │    │    │ │  │     │    │の便宜を考慮し、│飯沼幸哉│    │    │ │  │     │    │南鼻高地区へ循環│ほか4人│    │    │ │  │     │    │バスの路線をぜひ│    │    │    │ │  │     │    │とも迂回していた│    │    │    │ │  │     │    │だきたい。   │    │    │    │ └──┴─────┴────┴────────┴────┴────┴────┘ ─────────────────────────────────────── ○議長(根岸富貴子君) 朗読は終わりました。  お諮りいたします。ただいま朗読いたしました請願は、それぞれ厚生常任委員会及び公共交通特別委員会に付託し、閉会中の継続審査に付することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(根岸富貴子君) 御異議なしと認めます。  よって、本請願は厚生常任委員会及び公共交通特別委員会に付託し、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ─────────────────────────────────────── △日程第8 意見書案第1号 じん肺り患者の救済とトンネルじん肺根絶を求める意見書 △ 意見書案第2号 難病対策を充実し、公費負担の維持に関する意見書 ○議長(根岸富貴子君) 日程第8、意見書案第1号 じん肺り患者の救済とトンネルじん肺根絶を求める意見書及び意見書案第2号 難病対策を充実し、公費負担の維持に関する意見書、以上2件を一括して議題といたします。  本案は中島篤君外10人から提出されたものであります。  本案を書記をして朗読いたさせます。      (議事課長朗読) ───────────────────────────────────────                                 意見書案第1号   じん肺り患者の救済とトンネルじん肺根絶を求める意見書  標記意見書を、次のとおり提出するものとする。   平成10年3月23日                     提出者                     高崎市議会議員 中島 篤                        〃    北村久瑩                        〃    植原大二郎                        〃    酒井悦夫                        〃    田中治男                        〃    井草嘉嶽                        〃    渡辺 昌                        〃    吉井照雄                        〃    小野里 博                        〃    友松敬三                        〃    井草一男   じん肺り患者の救済とトンネルじん肺根絶を求める意見書  政府統計によると、ここ数年来毎年、「トンネル建設工事業」におけるじん肺の労災認定者が増加し、平成8年度で474人となり、累積の療養者数は相当数に及んでいる。トンネルじん肺被害が増大するなかで、り患者約1,000人が、企業・業界・政府に対し救済とじん肺根絶を求めている。  トンネル工事におけるじん肺被害は、人為的に発生させられた職業病であり、大量の労働者に被害が出ている規模の大きさにおいて、また、公共事業工事によって生み出されていること、じん肺法など法に基づく対策の不徹底によって増大していることからも、早急に解決がせまられている重大な社会問題・政治問題である。  ついては、政府関係機関において、加害企業に対する適切な指導とじん肺の補償と予防にかかわる法制度の改善によって、トンネルじん肺問題の解決とじん肺根絶対策を確立するよう要望する。  以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。   平成10年3月23日                     高崎市議会議長 根岸富貴子   内閣総理大臣   厚生大臣   運輸大臣     あて   労働大臣   建設大臣 ───────────────────────────────────────                                 意見書案第2号   難病対策を充実し、公費負担の維持に関する意見書  標記意見書を、次のとおり提出するものとする。   平成10年3月23日                     提出者                     高崎市議会議員 中島 篤                        〃    北村久瑩                        〃    植原大二郎                        〃    酒井悦夫                        〃    田中治男                        〃    井草嘉嶽                        〃    渡辺 昌                        〃    吉井照雄                        〃    小野里 博                        〃    友松敬三                        〃    井草一男   難病対策を充実し、公費負担の維持に関する意見書  政府は、先に健康保険の自己負担2割への引き上げやお年寄りの自己負担の大幅な引き上げを図ってきたが、国民負担の増大は一般国民のみならず難病患者など国として最も救済すべき社会的弱者に対しても向けられようとしている。  現在、原因が不明で治療法もなく、しかも介護等が必要な特定の難病、例えば多発性硬化症、重症筋無力症及び再生不良性貧血など38種(約36万人)が特定疾患として指定され、医療保険の自己負担分が「特定疾患治療研究費」として公費負担されている。  厚生省は、この特定疾患制度について、公費負担を大幅にカットし患者の自己負担を増やす方向で見直しを図ろうとしている。  この制度は昭和47年度より実施され、今日まで患者の治療・療養とそれを支える家族の生活の大きな支えとなってきたが、その対象には入院時の差額ベッド代、介護人の費用及びおむつ代等が含まれないばかりか、難病によっては例えば「血しょう交換」のように1回で2万円もかかるような治療があるなど、いわゆる保険外の諸負担や難病特有の療養費や食事代さらには交通費など多額の出費がかさむなど、患者とその家族は治癒の見込みのないなかで、不安な療養生活を長きにわたって余儀なくされている。  こうした現状を考えれば、患者とその家族の負担を軽くすることが先決であり、公費負担を削減し、最も弱い立場にある難病患者の自己負担を増大させることは許されないことである。むしろ約120以上を数える難病についての対策を充実し、それらを特定疾患に指定するとともに、原因及び治療法の究明に国を挙げて取り組み、自己負担の解消など患者の経済的負担の解消を図るべきである。  よって、政府においては、未指定の難病を特定疾患にするなどその対策を充実するとともに、特定疾患に対する公費負担を維持するよう、強く要望するものである。  以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。   平成10年3月23日                     高崎市議会議長 根岸富貴子   内閣総理大臣   大蔵大臣              あて   文部大臣   厚生大臣 ○議長(根岸富貴子君) 朗読は終わりました。  お諮りいたします。本案は、会議規則第36条第2項の規定により提出者の説明及び委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(根岸富貴子君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は、いずれも提出者の説明及び委員会付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。本案に対し御質疑はありませんか。──質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。ありませんか。──討論を終結いたします。  これより、意見書案第1号及び意見書案第2号、以上2件を一括して採決いたします。  本案は、それぞれ原案のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(根岸富貴子君) 御異議なしと認めます。
     よって、意見書案第1号及び意見書案第2号は、いずれも原案のとおり可決されました。 ─────────────────────────────────────── △日程第9 委員会の閉会中の継続審査について ○議長(根岸富貴子君) 日程第9、委員会の閉会中の継続審査についてを議題といたします。  議会運営委員長から、目下審査中の請願について、会議規則第103条の規定により、議席に配付のとおり閉会中の継続審査の申し出がありました。 ───────────────────────────────────────                                平成10年3月23日  高崎市議会議長  根岸富貴子様                     議会運営委員長  植原大二郎   委員会の閉会中の継続審査申出書  本委員会は、下記の事件について閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、会議規則第103条の規定により申し出ます。               記  1 件名  議会運営委員会   請願10号 サッカーくじ法案(スポーツ振興投票実施法案)の廃案とスポーツ振興予算の増額について  2 理由   慎重に審査すべきものと認める。 ─────────────────────────────────────── ○議長(根岸富貴子君) お諮りいたします。  議会運営委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(根岸富貴子君) 御異議なしと認めます。  よって、議会運営委員長の申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決しました。 ─────────────────────────────────────── △日程第10 委員会の閉会中の継続調査について ○議長(根岸富貴子君) 日程第10、委員会の閉会中の継続調査についてを議題といたします。  各委員長から、目下調査中の事件について、会議規則第103条の規定により、議席に配付のとおり閉会中の継続調査の申し出がありました。 ───────────────────────────────────────                                平成10年3月23日  高崎市議会議長  根岸富貴子様                     総務常任委員長    大山 孝                     厚生常任委員長    北村久瑩                     産業経済常任委員長  柴田和正                     建設常任委員長    小野里 博                     議会運営委員長    植原大二郎   委員会の閉会中の継続調査申出書  本委員会は、下記の事件について閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、会議規則第103条の規定により申し出ます。               記  1 件名  総務常任委員会   (1)市行政事務の合理化について   (2)自主財源の確保及び財政の健全化について   (3)市有財産の管理状況について   (4)教育施設の整備促進について   (5)消防行政について   (6)広域都市行政について   (7)その他本委員会の所管に属する事項について  厚生常任委員会   (1)社会福祉の充実及び施設の拡充について   (2)国民健康保険、老人保健及び国民年金事務の運営状況について   (3)清掃事業について   (4)保健衛生事業について   (5)公害及び交通安全対策について   (6)その他本委員会の所管に属する事項について  産業経済常任委員会   (1)商工業の振興対策について   (2)農林水産業の振興対策について   (3)土地改良事業の促進について   (4)その他本委員会の所管に属する事項について  建設常任委員会   (1)道路橋梁その他土木事業の整備促進について   (2)建築行政について   (3)住宅の管理状況について   (4)都市計画事業の促進について   (5)団地造成について   (6)上・下水道対策について   (7)その他本委員会の所管に属する事項について  議会運営委員会   (1)議会運営に関する事項について   (2)議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項について   (3)議長の諮問に関する事項について  2 理由   諸般の情勢から、なお、引き続き調査する必要があるものと認める。 ─────────────────────────────────────── ○議長(根岸富貴子君) お諮りいたします。  各委員長から申し出のとおり閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(根岸富貴子君) 御異議なしと認めます。  よって、各委員長の申し出のとおり閉会中の継続調査に付することに決しました。 ─────────────────────────────────────── △市長あいさつ ○議長(根岸富貴子君) 以上で、本日の日程及び今期定例会に付議された案件の審議はすべて終了いたしました。  この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。      (市長 松浦幸雄君登壇) ◎市長(松浦幸雄君) 伝統あるこの議場での最後の議会となりました3月市議会定例会の終わりに当たりまして、議員の皆様方にお礼のごあいさつを申し上げたいと思います。  本定例会におきましては、平成9年度関係議案18件、承認2件、平成10年度関係議案43件、計63件の重要案件につきまして、議員の皆様には御熱心な御審議をいただき、御承認、御議決を賜りまして、心から厚くお礼を申し上げる次第でございます。特に予算特別委員会におきまして、新年度予算関係議案の審議の過程で議員の皆様方からいただきました貴重な御意見、御助言、さらに一般質問におきましては14名の議員の皆様からいただきました貴重な御意見並びに御指導を今後の市政運営に生かしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。  21日間にわたりまして議員の皆様には本当に御苦労さまでございました。心からお礼を申し上げますとともに、今後とも私たちに温かい御支援、御協力を賜りますようお願いを申し上げまして、お礼のごあいさつとさせていただきます。  どうもありがとうございました。(拍手) ○議長(根岸富貴子君) 市長のあいさつは終わりました。 ─────────────────────────────────────── △閉会 ○議長(根岸富貴子君) これにて平成10年第1回高崎市議会定例会を閉会いたします。                         午後3時22分閉会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  平成10年3月23日                     高崎市議会議長 根岸富貴子                         副議長 秋山実夫                          議員 竹本 誠
                             議員 渡辺元一...